ナイアードのヘナ

ヘナ実験室

2017.06.19

ヘナ100%をヘナ+木藍と混ぜて使う / ヘナ100%とヘナ+木藍を2回で染める。どちらのほうが濃く染まりますか?

ヘナ100_ヘナ+木藍

「ヘナ100%だと明るすぎる。ヘナ+木藍だと暗すぎる」という方に、ヘナ100%とヘナ+木藍を1:1で混ぜる方法をご案内しています。
では、混ぜないで、一回目ヘナ100%で染め、その上に二回目ヘナ+木藍を染めるとどうなるかという疑問を実験してみました。

実験条件

毛束:ヤク毛・白髪100%
お湯の温度:45℃
乾燥条件:36℃一定
染めの条件
1. ヘナ100%・ヘナ+木藍を半々に混ぜて、1時間染める (毛束No.5)
2. ヘナ100%・ヘナ+木藍を半々に混ぜて、2時間染める(毛束No.4)
3. ヘナ100%で1時間染めてから、ヘナ+木藍で1時間染める(毛束No.3)

実験結果

混ぜて使うVs二度染め

この実験で、不思議な結果が2つあります。
1. 「混ぜて使う」では、長く染めたほうが、明るくなる。(毛束No.4,5)
2. 同じ種類のヘナで同じ染め時間でも、二度染めのほうが濃くなる。(毛束No.3,4)

染め時間が長いほど明るくなる

染め時間が長くなると、明るく仕上がるというのは直感に反しています。理由は、木藍という植物の特性に深い関係があります。木藍は、水に溶けてから1時間くらいで色素が浸透し終わります。それに対して、ヘナは1時間を超えても色素の浸透が続きます。ですから、1時間以上待つと、ヘナの赤みが勝り、仕上がりが明るくなるのです。

二度染めのほうが濃くなる

次に同じ種類のヘナで同じ待ち時間なのに、なぜか二度染めのほうが濃くなりました。まずは、染め時間が長くなると明るくなるという理由で、2種混ぜたヘナを2時間置く(毛束No.4)と赤みが勝ります。逆に、二度染め(毛束No.3)は1時間待って、もう一度1時間待つため木藍の色素の浸透と、ヘナの色素の浸透のバランスがよく、赤みが抑えられた理想通りの仕上がりになります。

さらに、白髪をキャンバスとして考えしましょう。混ぜて使うというのは、白いキャンバスに茶色を塗ることです。これに対して二度染めというのは、白いキャンバスにまずオレンジ色を塗ってから、その上に黒茶色をもう一度塗るようなイメージです。そのため二度染めのほうが濃くなります。

好みの色に合わせて、染め方を選ぶ

原理が分かったうえで、白髪を好みの色に染めましょう。

明るい茶系が好みの方は、ヘナ100%とヘナ+木藍を混ぜて使いましょう。かならず1:1の割合でなければならないわけではなく、好みに合わせて調整できます。ただし、1時間以上染めると赤みが強くなるので気を付けてください。

濃く染めたい方は、「ヘナ+木藍」を混ぜずに使うのがおすすめですが、染まりにくい時には、ヘナ100%とヘナ+木藍の二度染めを試してみてください。ヘナ100%を先に染めることで、ヘナ+木藍が染まりやすくなるのです。